08年5月27日、大阪市立此花区老人福祉センターにて行った
「ご存じですか?現代葬儀事情」の講演に参加されていたお寺さまより投稿頂きました。ありがとうございます。
NPO法人葬儀費用研究会 代表理事 西口和憲
NPOによせて
浄土真宗本願寺派 僧侶
以前から是非参加させていただきたいと思っていた、葬儀に関するNPO葬儀費用研究会が開催する講演会に、このたび縁を頂きました。場所は大阪市立の老人福祉センター。現代葬儀の実状について西口理事が講演されました。
今まで、一般の方には見えなかった葬儀の事情や、一般の方が葬儀に対して着目すべき点を指摘されたりと、内容が濃く、それでいて笑いのある楽しい講演でした。
この講演会に参加されることで葬儀に対する意識を広げて、より心のこもった葬儀を勤める事ができるはずだと感じました。
講演が終わり、質疑応答の時間には、多くの参加者の方々が手を挙げてらっしゃいました。参加者の方々が葬儀に対して、真剣に取り組んでいる姿を見ることができました。
講演会に参加してみて、私自身、葬儀に対してどのような心構えでいるべきなのかを、考えさせられました。
私は葬儀に僧侶という立場で参らせていただいています。読経しにいかせて頂く訳ですが、そんなとき、喪主や故人の家族から、葬儀をどのように行ってほしいと語られる事は滅多にありません。
しかし、皆様が講演会に来られたり、質問されたりするのは漠然とよりよい葬儀にしたいと希望を持たれているという事だと思います。
ところが、どう表現していいのか分からないのではないかと察します。
そんな、ご家族の真意を汲み取らず、葬儀が僧侶主動で行われている面があると反省させられました。
講演会で西口代表理事が「ご家族内で日頃から葬儀について会話して欲しい。」とおっしゃっていました。なるほど重要な事だと驚かされました。
仏教では人間は「老少不定」といいます。
この言葉は死という事に対して、老人が先に亡くなり、若者が後に亡くなるとは必ずしも決まっていないという意味です。
そんな世の中に私たちは生きているという事を表しています。
誰においても死が遠くにあるのでない事が分かれば更に生が貴重になり、更に命を尊く思う事ができます。
死をタブー視せず葬儀について会話をするのは命を尊く思っている事でもあります。
今回の講演会は、参加者の皆様の真に迫った意見が聞けた本当に貴重な
時間でした。
合 掌 |